国家総合職の官庁訪問とは、人事院の試験合格後に各省庁で実施される面接試験であり、志望省庁で働くために必須の選考プロセスです。
しかし、ネットには詳しい情報が出回っておらず、特に地方の学生が情報格差を感じることも少なくありません。
「官庁訪問の全体像や流れを知りたい」「落ちる理由や評価項目が気になる」「対策方法が分からない」など、疑問や悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、元国家総合職の筆者が、官庁訪問の概要や日程、難易度・倍率、落ちる理由、必要な対策について解説します。
官庁訪問を突破して国家公務員として活躍する夢を叶えられるよう、ぜひ参考にしてください。
なお、その他の採用区分について以下の記事を掲載しています。
\ 元職員による官庁訪問対策はこちら /
※本記事はあくまで個人の見解をまとめたもので、組織としての方針とは関係ありません。
国家総合職の官庁訪問とは
国家総合職の官庁訪問について、以下の2つに分けて説明します。
- 試験の合格者と省庁をマッチングする仕組みである
- 主に人事課面接と原課面接の2種類がある
対策を始める前の前提知識として、概要をしっかり押さえることが重要です。
試験の合格者と省庁をマッチングする仕組みである
官庁訪問は、国家総合職試験の合格者と各省庁をマッチングする仕組みのことです。
各省庁は官庁訪問の中で、訪問者が各省庁で活躍できる人材であるか、志望度はどれくらいかを多くの面接を通じて見極めます。
一方、訪問者は自身の志望度や経験をアピールするのはもちろん、面接を重ねる中で志望省庁をさらに深く知り、最終的に入省する省庁を判断します。
官庁訪問は民間の面接とは性質が大きく異なり、具体的には以下の特徴があります。
- 面接官が省庁の業務や魅力を紹介する業務説明の性質を持つ
- 人事担当だけでなく、現場の職員が面接を行う機会が多くある
- 数日間にわたり計10数回の面接が行われるなど、マッチングの精度にこだわっている
とくに、内部の職員の視点として、優秀な学生に少しでも自らの省庁に魅力を感じてほしいと考えている点は押さえておいて損はありません。
各省庁によって面接シートや申し込み方法が異なるので、志望する省庁の採用ページをチェックする必要があります。
【参考】
人事院「総合職試験 官庁訪問」
人事院「2024 年度総合職官庁訪問ルール(概要)」
主に人事課面接と原課面接の2種類がある
面接には主に人事課面接(秘書課面接)と原課面接の2種類があり、特徴は以下のとおりです。
人事課面接 | ・自己PRや志望動機などを聞かれる民間企業の面接に近い形式。 ・主に採用担当が実施し、志望者側によるアピールが中心。 |
原課面接 | ・人事課以外の職員が、自らの業務内容について説明しつつ面接を行う。 ・実際の勤務フロアで面接を行い、志望者側による質問が中心。 |
人事課面接では説明の主体は志望者であり、準備してきた志望動機や自己PRがチェックされるのに対し、原課面接は業務説明の色合いが濃く、その場での質問力などがみられます。
人事面接を行う人事の採用担当は全体の評価の取りまとめ役で、原課面接の評価が蓄積され、総合的に採用が判断されるイメージです。
また、集団討論をやる省庁も一定数あり、志望者の能力をさまざまな手段で図ろうとしていることが分かります。
【2024年】国家総合職の官庁訪問の日程と流れ
国家総合職の官庁訪問は、例年夏と冬に計2回行われます。
毎年、開始時期に少しずつ変更があるものの大きくは変わらないので、来年以降に受ける場合でもあらかじめ日程感を把握しておくことが重要です。
それぞれの日程と流れについて2024年最新の情報をまとめたので、ぜひチェックしてください。
夏は6月12日にスタート
人事院の発表によると、2024年夏に行われる国家総合職の官庁訪問の日程と流れは以下のとおりです。
官庁訪問は人事院の試験に最終合格した後の6月12日からスタートし、訪問する省庁への事前予約は6月3日9時~6月11日17時の間に行います。
また、面接の期間は以下のとおり4クールに分かれており、6月12日から6月24日の間に志望省庁をクールごとに1回ずつ訪問し、最後まで残れたら内々定です。
一日に回れる省庁は一つで、面接は一日がかりで行われ、たとえば以下のような流れで進んでいきます。
時間 | 出来事 |
8:30 | 受付 |
9:00 | 入口面接(就活状況や興味分野の聞き取り) |
10:00 | 原課面接1(A分野の職員) |
13:00 | 原課面接2(B分野の職員) |
15:00 | 人事課面接(人事課採用担当の職員) |
18:00 | 原価面接3(C分野の職員) |
20:00 | 出口面接(人事課の職員が評価や次回の訪問時間などを伝える) |
多くの省庁では、当日8:30頃に受付が行われ、9:00頃に入口面接があり、その後夕方頃まで何回も面接が行われます。
国家総合職の官庁訪問は週単位・一日単位でみても長期戦になるため、流れを把握して綿密に予定を立てることが重要です。
【参考】
人事院「2024 年度総合職官庁訪問ルール(概要)」
人事院「2024年度版 官庁訪問ガイド(総合職春試験)」
人事院「2024年度版 官庁訪問ガイド(総合職教養区分)」
冬は例年12月中旬にスタート
国家総合職の2024年冬の官庁訪問の日程や流れについて、現段階では公表されていません。
例年、冬の官庁訪問は教養区分試験の合格発表後である12月中旬に開始するので、2024年も同時期であることが見込まれます。
なお、冬の官庁訪問は夏と同様に翌年度4月採用の職員向けの選考です。夏とは異なり採用の不足分を補う程度であり、省庁によっては採用がないことにも注意する必要があります。
また、流れとしても受験者数が少ないこともあり、夏の官庁訪問と比べて訪問回数や一日あたりの拘束時間が少ないのもポイントです。
倍率と出身大学からみる国家総合職の官庁訪問の難易度
国家総合職の官庁訪問全体の倍率は3倍ほどで難易度の高い選考ですが、出身大学をみるとさまざまなレベルの大学から採用者が出ています。
しっかりとした対策は必要なものの、自身の大学を理由に諦める必要はない選考プロセスです。
それぞれのデータを詳しく説明していくので、採用されるかどうか不安な方はぜひチェックしてください。
全体の採用倍率は3倍程度
難易度の一つの目安として、国家総合職試験の合格者名簿のうち採用者数と倍率は以下のとおりです。
試験の種類 | 合格者名簿記載数 | 採用者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
総合職(院卒) | 622 | 248 | 2.6倍 |
総合職(大卒) | 1423 | 467 | 3.0倍 |
官庁訪問の採用倍率は院卒・大卒ともに全体で3倍程度であり、人事院の試験を合格した後の採用割合としてみると難易度の高さが分かります。
また、人気のある省庁には訪問者が集中し、実質的な倍率が5倍~10倍になるケースも少なくありません。
倍率・難易度が高い面接を突破するためには、本記事で解説する落ちる理由や評価ポイントを把握して、万全の対策をすることが不可欠といえます。
採用される学生の出身大学はさまざま
官庁訪問で採用される学生の出身大学はさまざまであり、都会・地方を問わずチャンスが開かれているといえます。
各省庁の網羅的なデータはありませんが、内定者が学生向けに出しているパンフレットには採用された学生の出身大学が書かれていることが少なくありません。
たとえば、環境省の総合職・事務系の採用パンフレットをみると、以下の大学出身の内定者を確認可能です。
横浜国立大学、神戸大学、千葉大学、関西大学、国際基督教大学、東京外国語大学 など
(参考:環境省「総合職事務系:内定者の声」)
東大・京大で多くを固められているイメージをもたれがちですが、近年はより多様化が進んでいるといえます。
難易度は高いものの、国家公務員として活躍したい想いがあれば、大学を気にせずにチャレンジしてみるのがおすすめです。
官庁訪問前に押さえるべき国家総合職の業務の特徴
効果的な面接対策を行うため、官庁訪問前に押さえるべき国家総合職の業務の特徴は以下の3つです。
- 省庁内外の多くの人と関わる仕事である
- 自分の中に働くための軸があるから続けられる
- 未知の分野を積極的に学ぶ姿勢が求められる
面接でみられているのは国家公務員として活躍できるかどうかであり、ゴールを把握すれば的確な準備ができるようになります。
それぞれ詳しく説明するので、ぜひチェックしてください。
【関連記事】「国家総合職とは?仕事の魅力や一般職との違いについて元職員が解説」
省庁内外の多くの人と関わる仕事である
国家総合職は、他の採用区分と比べても特に省庁内外の多くの人と関わる仕事です。
文章の作成や調査が中心と思われがちですが、実際には周りの人と関係を作りながら進める業務が多くあります。
たとえば、実際に働く中で人と協力して仕事する例は以下のとおりです。
- 省庁内の同じ課や隣の部署、ときには目上の人に発注をして作業や調査をしてもらう
- 外部の自治体や企業、団体などに政策を紹介し、納得してもらう
- 一般の方からの厳しい意見を受け止めながら、国の立場を分かりやすく説明する
自分だけで完結する仕事はなく、コミュニケーション主体の仕事であることはもっとも重要なポイントです。
自分の中に働くための軸があるから続けられる
国家総合職は忙しく大変な仕事であり、自分の中に働くための軸があるから続けられる仕事です。
現在、就職は売り手市場であり、残業時間が多く給料の伸びも限界がある国家公務員として頑張り続けるのは簡単ではありません。
仕事に対して大切にする軸は人それぞれで、たとえば以下のとおりです。
- 政策の現場の最前線で働くやりがいや誇り
- 自分が働く省庁がもつ役割への強い関心や思い
- 公務員として信用があり、多くの人と関わりを持ちやすいこと
- 職業が社会的に評価されるものであること
仕事の中で大変なことがあっても、自分の中でのビジョンや思いがあればやりがいをもって働き続けられます。
【関連記事】「国家公務員は本当に激務?省庁のランキングや事例について解説」
未知の分野を積極的に学ぶ姿勢が求められる
国家総合職は、未知の分野を積極的に学ぶ姿勢が求められる仕事です。
数年単位で部署を異動することが多く、異動ごとに急ピッチで政策を学んで実務担当者として活躍することが求められます。
たとえば、筆者は公務員時代、具体的に以下の手段で異動先の分野について学びました。
- 所管する法令を参照しながら、部署の役割や責任を正確に把握していく
- 分野に関する基本書や最新のニュースを多く読み込んで詳しくなる
- 有識者(大学教授など)やシンクタンクの出す論文・レポートを定期的に読む
- 統計分析などの専門的な知識が必要な場合は、基礎から勉強を始める
高いレベルで実務をこなすためには、どんなことにも興味をもてる好奇心の高さが不可欠です。
元面接官が分析!国家総合職の官庁訪問で落ちる理由
国家総合職の官庁訪問で落ちる理由を以下のとおりまとめました。
- 他人との接し方に不安要素があるため
- 志望や経験に関して納得感のある説明ができていないため
- 聞いたことを理解する力や発展させる力が不足しているため
実際に官庁訪問で多数の学生を面接・評価してきた元面接官の視点から、それぞれ詳しく説明していきます。
他人との接し方に不安要素があるため
面接の際の話し方や聞き方など、他人との接し方に不安要素がありマイナス評価を受けることがあります。
国家総合職は多くの人と接しながら仕事を進めるので、人としての信頼感や誠実さが重要です。
たとえば、面接で以下の要素がみられると印象が悪くなるリスクがあります。
- 質問の趣旨を理解せず、関係ないことをダラダラ話している
- 分からないことを知ったかぶりして乗り切ろうとしている
- 極端な緊張感や表情の固さが現れている
- 細かいところでマナーの悪さや不誠実さが出てしまっている
面接官目線で考えてみると、志望者に対して高い評価をすることは、自分の後に面接する上司に「この志望者は問題ない」と報告することです。
そのため、上記のような振る舞いをしてしまっている受験生は評価されにくいといえます。
志望や経験に関して納得感のある説明ができていないため
自身の志望や経験に関して納得感のある説明ができていないことも、マイナス評価の理由の一つです。
国家公務員を目指すのは何かしらの強い理由があるからであり、面接官はその中身を詳しく聞きたいと思っています。
たとえば、以下の要素は減点対象となる可能性があります。
- 志望理由が自分の価値観や経験としっかり結び付けられていない
- 複数の省庁や進路を検討中なのに、無理な理由で第一志望だと答える
- とにかく入省したいから、浅い根拠で「頑張れるPR」をしている
また、理屈を立てて説明するのは国家公務員として活躍する基礎的な素養なので、こじつけたように聞こえる説明は能力の低さと捉えられます。
聞いたことを理解する力や発展させる力が不足しているため
職員から聞いたことを理解する力や発展させる力が不足していることも、マイナス評価になる理由の一つです。
総合職をはじめ国家公務員は未知の分野に取り組む機会が多く、日々積極的に学ぼうとする姿勢が重要だからです。
どんなに下調べをして想定問答の準備をしたとしても、その場で出された話題に対して柔軟に対応できないと高く評価はされません。
とくに、職員の話した内容を深く理解せず一般的な質問をしてしまったり、議論を深める方向で自分の意見を言えなかったりすると、採用後にも活躍できないと判断されます。
国家総合職の官庁訪問でプラスに評価されるポイント
国家総合職の官庁訪問でプラスに評価されるポイントは、以下の3つです。
- 一緒に仕事をしたくなる人間的魅力が感じられる
- 国家公務員を目指す思いについて一貫性のある説明ができている
- 好奇心の高さを感じさせる主張や質問ができている
元面接官の視点からそれぞれ深掘りしていくので、PR内容を考える際にぜひ参考にしてみてください。
一緒に仕事をしたくなる人間的魅力が感じられる
一緒に仕事をしたくなる人間的魅力が面接で感じられると、高評価が大きく近づきます。
魅力があれば他者に対して円滑に仕事をお願いでき、夜遅くまでチームで国会の対応をしても全体の士気を上げられるためです。
たとえば、筆者がともに働いた国家公務員の同僚が持っていた魅力は以下のとおりです。
- 上司や外部からの厳しい指摘を真剣に受け止めつつ、明るく前向きにやりとりできる
- プレッシャーがかかる中でも、ユーモアや余裕があって一緒にいて苦にならない
- 一つひとつの成果物や言葉づかいなどから、信頼性や誠実さがにじみ出ている
人間的魅力は誰しもが持っているものであり、その魅力を面接でしっかりと表現できることがポイントの一つといえます。
国家公務員を目指す思いについて一貫性のある説明ができている
国家公務員を目指す思いについて、一貫性のある説明ができているとプラスに評価されます。
現在、若手の離職率が高まっており、大変な中でも働き続けられる軸があるかどうかは重要なポイントです。
たとえば、以下の点を深掘りして考えると説明に厚みが出ます。
- 数ある職業の中で国家公務員はどういう立場か、なろうと思ったきっかけは何か
- 自身がもつビジョンと志望官庁はどう結びついているか、なにをきっかけにそう思ったか
- つらい中でも頑張り続けられる根拠は何か、なぜその思いを持つに至ったか
説明をする際には、誰でも言える一般論ではなく、経験に基づいてなぜ自分がそう思うかを必ず添えることが大切です。
また、仮に第一志望の省庁でなかったとしても、説明の内容から一貫性が感じられればしっかり評価されます。
好奇心の高さを感じさせる主張や質問ができている
面接において好奇心の高さを感じさせる主張や質問ができている点も、重要なポイントといえます。
新たな分野でも学ぼうとする好奇心の高さは、過去の経験から説明するのではなく、実際の振る舞いによって自然と面接官に伝えるのがおすすめです。
たとえば、自分にとって未知の分野で働く職員との面接をお願いしたり、職員の業務やキャリアに対し興味を持って積極的に質問することなどが挙げられます。
特に原課面接は職員が業務の合間にやっており、面接の際に「部下として話していて違和感がないか」といった視点が自然と入り込みます。
そのため、まさに部下になったつもりで職員の意見を傾聴し、新鮮な視点で意見や質問を繰り出せれば、自然と高評価につながります。
国家総合職の官庁訪問に向けた対策4選
国家総合職の官庁訪問に向けた対策4選を以下のとおりまとめました。
- 立ち居振る舞いを整えつつ自分の魅力を掘り下げる
- 省庁の説明会やOB訪問を通じて業務への解像度を上げる
- 政策や業務に関する説明・意見交換に慣れる
- 模擬面接を通じてフィードバックを受ける
倍率や難易度の高い官庁訪問に自信をもって臨めるよう、ぜひ参考にしてください。
立ち居振る舞いを整えつつ自分の魅力を掘り下げる
人と関わる機会が多い国家総合職だからこそ、採用面接では自分の人間性を誤解なくPRすることが大切です。
とくに、自分では気づかないちょっとした癖や話し方によって、「多くの人と仕事するのが難しそう」と判断されてしまう可能性があります。
また、自己分析の不足や緊張が理由で本、来の魅力をPRできずに終わってしまう残念なケースも少なくありません。
具体的な対策としては、以下が挙げられます。
- 信頼できる周囲の人から遠慮なくダメ出しをしてもらう
- 自分がこれまで他人から高く評価されてきた性格を整理する
- 難易度が高い民間の面接を受けて練習する
人間性も大いに評価されていると自覚して、しっかりと戦略を立てるのがおすすめです。
省庁の説明会やOB訪問を通じて業務への解像度を上げる
国家公務員志望者向けの省庁の説明会やOB訪問を通じて、業務に関する解像度を上げることも大切です。
パンフレットには抽象的な理念や想いが書かれていますが、日々なにをしているかなど業務のイメージは湧きません。業務レベルで細かく理解してこそ、自分の志望理由や活躍できる理由を分かりやすく説明できます。
とくに、面接官の評価軸の一つは「一年目の職員として活躍するイメージがみえるか」です。そのため、係員が普段どんな仕事をしているか細かく理解すると、PRすべき強みや経験が見えてきます。
説明会などへ積極的に足を運んだこと自体もPRできるので、できる限り訪問するのがおすすめです。
政策や業務に関する意見交換に慣れる
政策や業務に関する意見交換に慣れることも、重要な対策の一つです。
意見交換は慣れていないと難しく、せっかく好奇心があっても適切な議論や質問ができない可能性があります。慣れる機会として、たとえば以下の例が挙げられます。
- 省庁が開催する政策シミュレーションに参加する
- 国家公務員を志望する友人とのやりとりやコミュニティなどを活用する
- 普段からニュースなどをみて、「もし自分の考えを聞かれたら」と仮定してシミュレーションする
ポイントは、政府のやっていることをなぞるのではなく、他の政策手段はないか、よりよいアイディアはないかなど掘り下げることです。
すぐには慣れないので、日々コツコツと練習を重ねる必要があります。
模擬面接を通じてフィードバックを受ける
模擬面接を通じて、面接シートや受け答えのフィードバックをもらうことで対応力が高まります。
志望動機や自己PRの違和感は自分だけではなかなか気づかず、いくら努力や準備をしても評価されません。
公務員予備校や内定者に頼むのが一般的ですが、できれば現職のOBなど職員目線でフィードバックしてくれる人がおすすめです。
自身で相手を見つけるのが難しい方に向けては、本メディアの筆者が個別サポートのサービスをしています。
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万全の準備をして国家総合職の官庁訪問を突破しよう
本記事では、国家総合職の官庁訪問の概要や日程、落ちる理由、プラスに評価されるポイント、必要な対策を元職員の視点から解説してきました。
官庁訪問は、倍率や難易度が高い面接試験であり、万全の準備をもって臨む必要があります。
とくに、立ち居振る舞いはもちろん、自身のキャリアに関する納得感のある説明や、議論を発展させる姿勢は重要なポイントです。
面接の準備にあたっては、省庁の説明会を通じて情報収集しつつ、現職の国家公務員や面接官の経験者にフィードバックをもらう必要があります。
官庁訪問を突破して国家公務員として活躍する未来を掴み取れるよう、ぜひ本記事の内容を実践してください。
なお、本メディアでは「国家総合職試験の完全ガイド!概要や難易度、合格に必要な戦略を解説」の記事も掲載しています。
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